早いもので5ヶ月。
あれだけ「発芽するのか…?」と不安だった種たちは、今やそれぞれが明確に“個体”としての主張を始めました。

同じ種から生まれているのに、丸く太ろうとするもの、縦に伸びるもの、葉を急に広げるもの、そしてゆっくり慎重に生きているもの。
当たり前ですが、同じ形は一つもありません。この時点で既に「育てている」というより「付き合っている」感覚に近いです。

実生を始めて思ったのは、完成された株を買うのは“鑑賞”で、実生は“観察”だということ。
変化が毎日あるわけではないのに、ある日ふと見ると確実に別の姿になっている。植物の時間の流れって、人間の時間感覚と全然違うんですよね。
そしてもう一つ。ここまでくると失敗も増えます。途中で止まるもの、葉が焼けるもの、急に調子を崩すもの。
それでも、残った個体は確実に「強さ」を持っている気がします。

実生は効率も悪いし、正直めちゃくちゃ手間です。でもだからこそ、形になると嬉しいです。
正解がなく、同じものが生まれず、時間だけが必要で、でも確実に“自分のもの”になっていく。
これから春にかけて成長期に入り、植え替えのタイミングが来るのが楽しみです。
5ヶ月目のグラキリスたち。また変化が出たら記録します。